サクラアルディート号 福島TVOP優勝☆芝1800メートルへの復帰!! ~サラブレット人生も波瀾万丈?!~

7月26日、サクラアルディート号が福島TVOPレースで見事な優勝を果たしました(*^_^*)

 

サクラアルディートは、
お父さん ディープインパクト、お母さんセダンフォーエバー、母父にマルゼンスキーを持つ、
ピッカピカの良家のサラブレットです。

 

競馬は『血が走る』といわれるスポーツです。
サクラアルディートも期待通り予定通り本当に素晴らしい成績で走って来ました。
3歳でデビューして今年7歳。
1800メートルや2000メートルのレースで、輝かしい戦功を続けていました。
のに、2年7ヶ月前からぱったりと勝てなくなりました。
スランプということでしょうか。

 

サクラアルディートの馬主さんや陣営は最近になって急に、
参加するレースを変え始めました・・・
(-_-;)

サクラアルディートの新たな可能性をと作戦変更を考えられたのでしょう・・・

彼はここ半年で、
初めての1600メートルを二度走り、さらに、なんと、2か月前の5月には2960メートルの障害物レースにも転向して走ってみました・・・10着(@_@;)

・・・10着。
そして、彼は今回、芝のレースに帰って来ました。

 

優勝
10番人気でした。

走破タイム1.469。
奇しくもスランプの前の最後のレースの時と全く同タイム!(単純比較する数字では無いのですが。符合に目が止まっちゃいましたので!(^^)!)
むしろ当時より3キロ重い57キロの斤量を背負いながらの同タイムで走り抜けました。
頑張りました!

 

2か月前の彼の障害物レースに出走したビデオを見ました。
障害物レースとは、何ヵ所かの障害物を飛び越えながらゴールまでを競うレースです。
彼にとっては人生初の障害物レース。
このレースに向けての調教中、彼はどう思っていたかしらん。・・・10着という結果を見てもわかるように・・・きっと彼は自信も持てず困惑のまま臨んだレースだったのではと思ってしまいます。

 

現に、泣ける感じのレースでした。
ジャンプで遅れては走りで追いつこうと頑張り、
ずっと芝を走っていた彼なのに、砂を被りながらダートをひたすらに2960メートルも走って走って(>_<)

 

そして芝に帰って来た今回のレース。

スタートから彼はずぅっと前へ前へと好位置で走って来ましたが、
ゴール前、一番人気のヒストリカル号が当然のスパートをかけ、並び、叩き合い、、、、サクラアルディート、振り切ってゴール!

 

ゴール一瞬のサクラアルディート、ほんっとに必死に他馬を振り切ろうと駆け込んできた様子に見えました。

 

『今日勝てないとまたあの障害物レースだ・・嫌だ嫌だ嫌だぁぁぁっ』てゴールしてきた感じ?(*^_^*)

 

・・・ サクラアルディート君、優勝おめでとう!!!
崖っぷちからの不屈のサラブレット魂を見せてくれました!
勝つことを思い出した君は強い。復帰ですね!!!
聞けば、君はいつも淡白なレースぶりだとか。今日、決死の走りというのを体感したのは収穫?(^.^)

 

それにしても、サクラアルディート、物凄くイケメンです。
嘶く鼻孔まで端正。

また芝のレースで会いましょう!!!

 

 

追記:この日、サクラアルディート君の優勝で、私はWIN5を外したのでした。当選金390万円。
でも、外した事より、この子を買って当てていたら嬉しかっただろうなーっていう後悔が大きい。実は◎でチェックしていたのに、信じ切れなかった私って残念な勝負師(^.^)/~~~

 

 

 

競馬 ベストウォーリア☆トップハンデのプライド!!!ーハンデキャップ戦ー   そして、こんなところで深い一言、映画『HERO』

7月12日のプロキシオンステークス(GⅢ)で、4番人気のベストウォーリアが優勝しました。

 

ベストウォーリアはこのレースで59キロの斤量(重り)を背負って走りました。
この59キロに比して、この日の1番人気・2番人気を集めたの馬たちの斤量は55キロや56キロでした。新進気鋭、期待の馬たちな上に負担が軽い。
それで、ベストウォーリアは4番人気になったのでした。
この日の出走馬中、ベストウォーリアは明らかに別格にしてGⅠ馬なのに4番人気・・・。

 

ハンデキャップ戦とは、、、

他の一般的なレースとは違って、
ハンデ(斤量)をJRAの職員であるハンデキャッパーというその担当職の方々が会議で決めます。
ハンデキャッパーがまずそのレースの登録メンバーの中で一番強い馬のハンデを決め、そこから力関係(距離の向き不向き、それまでのレースの斤量やタイム、勝ち馬との着差、調子の上下、成長や衰えなどさまざまな角度を総合して判断する)を類推してハンデをつけていきます。

競馬の格言のひとつに、
ハンデ戦はトップハンデを買え」という言葉があります。

これは、ハンデ戦はハンデキャッパーの判断でトップハンデや負担重量が決められていきますが、
ハンデキャッパーというのは、
普段はハンデ戦の重量を決める以外にもJPNランキング(レーティング)の設定、競走場のランク付け等も行う、競走場を見るプロ中のプロで、
公正に過去1年間のデータをもとに、現時点での実力はもちろん、距離や適性・予想展開なども考慮してハンデを決める裁量を持つ方々なのです。

これだけ馬を見る目があるプロがトップハンデと判断する馬は当然実力はNO.1なので、多少のハンデがあっても強いという判断になります。

 

ということで、格言、「ハンデ戦はトップハンデを買え」!!!

 

プロキシオンステークス、

出走前、TVの中継席では、この日人気のエアハリファ号やレッドアルビス号、はたまたコーリンベリー号の話題で予想が白熱しているばかりでした///

 

 

最終コーナーを回って、ラスト100メートル。
先頭集団の3番手につけていたベストウォーリアが、動きました。
鼻が出て、口が出て、首、そして一馬身出た時、ラストスパートの他の馬が止まって見えました。

2馬身の差をつけてベストウォーリア、ゴール。

 

 

素晴らしかった!!!

やはり、トップハンデは勲章でしたね、ベストウォーリア!
でも、重かったよね。
ラスト100メートルでのラストスパートなんて、、、集中したよね。頑張ったよね。
お疲れ様。秋の重賞レースまでゆっくり休んでね!また会おうね!!

 

さて、先ほどのTV中継席コメント、『抜き去りました、ベストウォーリア!!やはり強いです!』ですって。。。

 

復習してね。格言:「ハンデ戦はトップハンデを買え」

 

 

お話変わって、
映画『HERO』の二作目の公開に先駆けて、一作目の劇場版『HERO』が地上波で放映されていました。
TVシリーズも好きだったので、再放送の度に見ていてセリフ等も空覚えだったりもするドラマなのですが、
なんと、今回初めて耳に止まったセリフがありました。
↓ ↓ ↓

6年ぶりに職場、地検城西支部で再会した木村拓哉と松たか子のシーン。
6年間の音信不通の溝、でのやりとり。

松たか子のツンツンぶりに、
キムタク:『怒ってない?6年前と全然違うじゃん』
松たか子:『6年っていうと、子馬が引退して種馬になっていますね。人間だって、変わるんじゃないかしら。』

 

競馬に出会っていない頃の私は、このセリフ、完全にスル―でした。

 

『6年っていうと、子馬が引退して種馬になっていますね。人間だって、変わるんじゃないかしら。』

 

なんて深い。
6年間という年月。
サラブレット達のそれぞれの列伝を思うと、6年、なんと密度の濃いスパンなのでしょう!!!

 

競馬に出会って驚いたこと。
伝説の名馬たちがたっくさんいるっていうこと!
調教が終わってデビューして、3年位で引退して行くのですものね。
入れ替わり、どんどん時代のヒーローが現れ続ける。

競馬初心者には、
当代の円熟した押しも押されもしないスターに感動し、素晴らしい完成形へと仕上がってゆく3歳馬に心を奪われ、はたまた新馬にワクワクし・・の上に、引退してしまったサラブレット達への後れ馳せながらの憧憬も。ですが、、、

確かに、6年。サラブレット界では時代が2周・3周しているっていうことですね。

映画の再放送を見てさえ、サラブレットを思う。。。
うーmm。競馬熱は続く、です。
・・・ to be continued

 

 

 

ゴールドシップから遡り始める遅ればせすぎる[ワタシ的サラブレット列伝]  ・・・オグリキャップ。ディープインパクト。。。サイレンススズカ。

熱い競馬熱を持ってしまってはや一ヶ月。私のネットサーフィンはサラブレット関連で止まらない。
スマートフォンのデータ量一杯一杯(笑)・・・移動の車中でもYouTubeで過去のレースをチェックしてはグッと涙ぐむ。。。オグリキャップの有馬記念ラストランも何度も繰り返し見てしまう。
ゴールドシップのやんちゃぶりも登録して友人たちに見せて回ったりもする(笑)

アマゾンでのショッピングも、サラブレット関連のDVDや写真集を“one clickで買う”の連発(笑)

 

オグリキャップ号。
かわいい“ゆるキャラ”スター馬さんだとばかり思っていた私。彼の衝撃的に輝かしいレース歴を前に大称賛と懺悔の気持ち。
中でも、オグリキャップのラストラン(引退レース)。
1990年12月23日第35回有馬記念、中山競馬場は19万人で埋め尽くされたそうです。
東京ドームで嵐がコンサートをしたって5万人。
凄いですね!!!

そこで彼は≪優勝≫という最後の走りを19万人に見せました。
引退レースですからね。今までよく頑張りました、君は素晴らしかった。最後の花道、大きなレースで雄姿だけも一度見せてねっていうレースだったでしょうに。
ゴール前追い上げ、先頭馬を抜き去って、、≪優勝≫!!!
力を見せ尽くしてくれてのラストランになりました。

その時の実況席の興奮。19万人のオグリコール。

ああ。もう完全にノックダウンです。今度、オグリキャップのお墓参りに行くと決めました!せめて、お近くで、感動へのお礼を言う!!

そして、
ニアミスで現役では会えなかったディープインパクト号。
彼は、いま、苫小牧の社台スタリオンステーションにいます。
会えるのですよ!
札幌に住む私には、そんなお近くにいらしたなんてとかなり吃驚の喜びです。
≪伝説≫って、こんなに手に届く場所にいてくれていいものかしらと震えます。
考えても見て下さい!嵐がそこにいて肉眼で追える場所で寛いでくれているのですよ!(例えがいちいちジャニーズ(笑))
あの脚で、、目の前で走ってもくれちゃうのですよ。
きゃぁ。

早く、会いに行かなくちゃ!

社台スタリオンステーションには、オルフェーブルもいます。見学不可ですが・・・でも、そこにいるのねっていうだけでも嬉しいかも。

ここには、ゴールドシップの唯一無二の仲よしといわれるジャスタウェイもいます。日本で唯一世界レーティング1位になった、海外でも評価された子。
この当代の強い子二人の絆を語るエピソード。
ゴールドシップとジャスタウェイはずっと隣り合わせの馬房だったのですが、ジャスタウェイが今年2015年1月4日引退し、しばらく空きとなっていた馬房に
ベルラップ号が入ることになったのを、これを不服とばかりにゴールドシップが隣の自室の壁に体当たりなどをして大暴れしたのだそうです。
猛抗議。
調教師の須貝師は「これが二頭の絆。ゴールドが、そこはジャスタの部屋だと怒っている。」と話していらっしゃったそうです。

先日の宝塚記念で大失敗をしちゃったゴールドシップ。ジャスタウェイに会いたいかも。
私が代わりに行って来てあげよう!(笑)

 

そして、私の中の、一番のメモリアル・ホースは、サイレンススズカになりそうです。これからいろいろなサラブレットと出会い感動をもらうのでしょうけれど、彼は、私の別格になりそうです。
彼の走り方は、
逃げ馬という、レースの最初からトップを走り、そのままゴールまで突っ走るというレース・スタイルでした。
サイレンススズカは逃げ馬の中でも大逃げと言われる驚異のスタイルでした。
騎手が制御しにくい馬。騎乗が難しい馬。
そしてその才能を見せられて、制御するのをやめて走らせてしまいたくなる馬。

逃げ馬というのは無茶な走り方。
レースの序盤でハナを切っても普通はバテます。
そして、そのまま頑張って先頭にいても、最後の直線あたりから、後方から力のある馬が満を持して先頭へと走りこんできます。これを“差してくる”というのですが、大抵の一番人気の馬がこの差し馬のスタイルで勝ちます。
最後の直線ごぼう抜きで湧きに湧かせて勝ってきます。
これはこれで格好いい。

でも、逃げ馬は、計算無しです。
ゲートが開いた瞬間からゴールまで走りぬく気持ちの弾丸です。

サイレンススズカは≪光≫と言われました。

 

素敵な子でした。私のサラブレット列伝。今日の締めは、サイレンススズカ。

 

to be continued