さっぽろ雪まつり 2015:極寒の理由でしょ?

雪まつり

明日から、第66回さっぽろ雪まつりがはじまります。寒いです。

無題2

メインの大通り公園の会場には125基の雪像が作られました。

大雪像2基は、陸上自衛隊北部方面隊の方々を中心に約一カ月かけての大掛かりな作業を敢行しての作品です。圧巻です。

 

見事です。ただ、、、寒いです。

 

☆大通り4丁目:STV広場、世界初、ルーカス・フィルム公認の「スター・ウォーズ」。
(雪像制作:陸上自衛隊第11旅団第1雪像制作隊、陸上自衛隊 第11特科隊、陸上自衛隊 第11偵察隊、陸上自衛隊 第11高射特科中隊)

☆大通り8丁目:奈良県にある世界遺産「春日大社・中門」。
春日大社は、20年に1度社殿の式年造替(修築大事業)を行っています。そのプレ展開として2015年は通年で各種PRを行っていきたいと、国内外に大きな発信力を持つさっぽろ雪まつりでの大雪像制作に白羽の矢が立ったといういきさつです。
大雪像「春日大社・中門」は、ほぼ実物大の高さ11.5メートル、幅17.2メートル、奥行き9.3メートル。
使用する雪の量は5tトラック400台分、およそ2000トン。『アイスブロック工法』と言われる独自の技術で作った101種、約1540個の細かいアイスブロックを貼り付け、制作。
(雪像製作:『北海道テレビ放送』と『陸上自衛隊第11旅団第18普通科連隊』。のべ3500人の自衛官が29日かけての制作。)

 

上にもちらほら書きましたが、この雪まつり、全雪像を作るための雪、5tトラックで約6,500台分です。

(今年も1月7日に大通り「雪のHTB広場」で、雪輸送開始式が行われました。雪輸送。雪まつり準備の一大行事です。札幌郊外のあちこちから雪をかき集めてきます。)

 

ご理解いただけたでしょうか?
5tトラックで、雪、6,500台分がそこに在るという事。
・・・雪まつりは寒い!のです。

 

もともと厳寒期、朝夜はマイナス10度にもなる札幌の2月。寒いのは当たり前なのですが、

『5tトラックで約6,500台分』の雪を積んで固めて巨大な氷の塊りへと仕上げた大雪像。
その見事な存在をそこに置かれた街は、冷やされているのです・・・。

大通り公園3丁目から12丁目まで、
大小125基の巨大な雪像達を超えて吹く風は氷点下の街をさらに劇的に冷やすのです。

 

そして来場者のべ240万2千人(2014年)、会場内はのろのろ歩行の列となります。寒さをじっくりと時間をかけての堪能となります。

 

さっぽろ雪まつりにお越しの皆さま。
くれぐれも暖かな服装で!・・・Welcome!

 

 

[My favorites]  節分!

私は節分が大好き。

行事ですしね、
ましてや誕生日やクリスマスを差し置いても大好き!という分類に入れる方はなかなかいなかろう・・・と思いますが、好きなんですね。とっても。

好きという感情にふさわしく、理由はありません。

大学入学で札幌を離れ、千葉での独り暮らしでも、はりきって豆まき致しました!
Myお一人様カテゴリーその1です。

 

札幌では節分に落花生を撒きます。殻つきの落花生。
それを、スーパーで探し、関東では大豆を撒くという事を初めて知りました。

郷に入っては郷に従う。素直な私は、大豆の豆まきも快く受け入れ、楽しみ、初めて食べる炒り大豆を美味しく頂きました。

炒り大豆。美味しくて美味しくて、節分のうちにと買いだめしたくらい気に入ったのでした。

ビバ・豆まき。新しい出会いと共に関東での初めての節分を満喫致しました。

 

翌日、その文化の違いに驚きの“!”を友人に話しましたら、
言われました。
『そうだ。北海道って落花生撒いて、拾って食うっていうじゃん。』
なんと。
落花生と大豆を撒く文化の違いは置いておかれて、
『拾って食うっていうじゃん』とは。

確かに、我が家でも拾って食べますし、
拾って食べるために、思えば、北海道では、節分には個包装になったチョコレートなども一緒に並んで売られます。
はい。拾って食う行事です。

 

まあいいや。
異国も日本国内も異文化の驚きはあってしかるべきもの。お互いに尊重しあいたいものでございます。

因みに、節分に落花生を撒くのは東北以北とのアンケート調査があります。面白いことに、ポンっと飛んで宮崎も落花生だそうです。

 

追記:
大学に入っての異文化ショックは、2月に続いて3月雛祭りにもありました。

和菓子屋さんで、『桜餅くーださい』と私が指差したお菓子を、店員さんは『それは道明寺』と言い、笑ったのでした。

関東では、ピンク色のクレープ風の皮で餡をはさんだのを桜餅と言うのですね。
これは江戸時代、向島の長命寺で門番をしていた人物がつくった桜餅で、向島名物として親しまれ、関東で桜餅といえばこれだそうです。

北海道人にとっては、道明寺粉を使ったつぶつぶの面持ちの、薄桃色のおはぎを桜の葉ではさんだものが桜餅。これは関西風桜餅なのだとか。

 

いろいろです。どっちも愛します。わたしは。
それにしても・・・馬鹿にしなくてもいいじゃないかぁ!とは思います。
大学を卒業後ずいぶん経っても、
時々思い出しては、ちっ、と思いますもん。