7月12日のプロキシオンステークス(GⅢ)で、4番人気のベストウォーリアが優勝しました。
ベストウォーリアはこのレースで59キロの斤量(重り)を背負って走りました。
この59キロに比して、この日の1番人気・2番人気を集めたの馬たちの斤量は55キロや56キロでした。新進気鋭、期待の馬たちな上に負担が軽い。
それで、ベストウォーリアは4番人気になったのでした。
この日の出走馬中、ベストウォーリアは明らかに別格にしてGⅠ馬なのに4番人気・・・。
ハンデキャップ戦とは、、、
他の一般的なレースとは違って、
ハンデ(斤量)をJRAの職員であるハンデキャッパーというその担当職の方々が会議で決めます。
ハンデキャッパーがまずそのレースの登録メンバーの中で一番強い馬のハンデを決め、そこから力関係(距離の向き不向き、それまでのレースの斤量やタイム、勝ち馬との着差、調子の上下、成長や衰えなどさまざまな角度を総合して判断する)を類推してハンデをつけていきます。
競馬の格言のひとつに、
「ハンデ戦はトップハンデを買え」という言葉があります。
これは、ハンデ戦はハンデキャッパーの判断でトップハンデや負担重量が決められていきますが、
ハンデキャッパーというのは、
普段はハンデ戦の重量を決める以外にもJPNランキング(レーティング)の設定、競走場のランク付け等も行う、競走場を見るプロ中のプロで、
公正に過去1年間のデータをもとに、現時点での実力はもちろん、距離や適性・予想展開なども考慮してハンデを決める裁量を持つ方々なのです。
これだけ馬を見る目があるプロがトップハンデと判断する馬は当然実力はNO.1なので、多少のハンデがあっても強いという判断になります。
ということで、格言、「ハンデ戦はトップハンデを買え」!!!
プロキシオンステークス、
出走前、TVの中継席では、この日人気のエアハリファ号やレッドアルビス号、はたまたコーリンベリー号の話題で予想が白熱しているばかりでした///
最終コーナーを回って、ラスト100メートル。
先頭集団の3番手につけていたベストウォーリアが、動きました。
鼻が出て、口が出て、首、そして一馬身出た時、ラストスパートの他の馬が止まって見えました。
2馬身の差をつけてベストウォーリア、ゴール。
素晴らしかった!!!
やはり、トップハンデは勲章でしたね、ベストウォーリア!
でも、重かったよね。
ラスト100メートルでのラストスパートなんて、、、集中したよね。頑張ったよね。
お疲れ様。秋の重賞レースまでゆっくり休んでね!また会おうね!!
さて、先ほどのTV中継席コメント、『抜き去りました、ベストウォーリア!!やはり強いです!』ですって。。。
復習してね。格言:「ハンデ戦はトップハンデを買え」
お話変わって、
映画『HERO』の二作目の公開に先駆けて、一作目の劇場版『HERO』が地上波で放映されていました。
TVシリーズも好きだったので、再放送の度に見ていてセリフ等も空覚えだったりもするドラマなのですが、
なんと、今回初めて耳に止まったセリフがありました。
↓ ↓ ↓
6年ぶりに職場、地検城西支部で再会した木村拓哉と松たか子のシーン。
6年間の音信不通の溝、でのやりとり。
松たか子のツンツンぶりに、
キムタク:『怒ってない?6年前と全然違うじゃん』
松たか子:『6年っていうと、子馬が引退して種馬になっていますね。人間だって、変わるんじゃないかしら。』
競馬に出会っていない頃の私は、このセリフ、完全にスル―でした。
『6年っていうと、子馬が引退して種馬になっていますね。人間だって、変わるんじゃないかしら。』
なんて深い。
6年間という年月。
サラブレット達のそれぞれの列伝を思うと、6年、なんと密度の濃いスパンなのでしょう!!!
競馬に出会って驚いたこと。
伝説の名馬たちがたっくさんいるっていうこと!
調教が終わってデビューして、3年位で引退して行くのですものね。
入れ替わり、どんどん時代のヒーローが現れ続ける。
競馬初心者には、
当代の円熟した押しも押されもしないスターに感動し、素晴らしい完成形へと仕上がってゆく3歳馬に心を奪われ、はたまた新馬にワクワクし・・の上に、引退してしまったサラブレット達への後れ馳せながらの憧憬も。ですが、、、
確かに、6年。サラブレット界では時代が2周・3周しているっていうことですね。
映画の再放送を見てさえ、サラブレットを思う。。。
うーmm。競馬熱は続く、です。
・・・ to be continued