私は節分が大好き。
行事ですしね、
ましてや誕生日やクリスマスを差し置いても大好き!という分類に入れる方はなかなかいなかろう・・・と思いますが、好きなんですね。とっても。
好きという感情にふさわしく、理由はありません。
大学入学で札幌を離れ、千葉での独り暮らしでも、はりきって豆まき致しました!
Myお一人様カテゴリーその1です。
札幌では節分に落花生を撒きます。殻つきの落花生。
それを、スーパーで探し、関東では大豆を撒くという事を初めて知りました。
郷に入っては郷に従う。素直な私は、大豆の豆まきも快く受け入れ、楽しみ、初めて食べる炒り大豆を美味しく頂きました。
炒り大豆。美味しくて美味しくて、節分のうちにと買いだめしたくらい気に入ったのでした。
ビバ・豆まき。新しい出会いと共に関東での初めての節分を満喫致しました。
翌日、その文化の違いに驚きの“!”を友人に話しましたら、
言われました。
『そうだ。北海道って落花生撒いて、拾って食うっていうじゃん。』
なんと。
落花生と大豆を撒く文化の違いは置いておかれて、
『拾って食うっていうじゃん』とは。
確かに、我が家でも拾って食べますし、
拾って食べるために、思えば、北海道では、節分には個包装になったチョコレートなども一緒に並んで売られます。
はい。拾って食う行事です。
まあいいや。
異国も日本国内も異文化の驚きはあってしかるべきもの。お互いに尊重しあいたいものでございます。
因みに、節分に落花生を撒くのは東北以北とのアンケート調査があります。面白いことに、ポンっと飛んで宮崎も落花生だそうです。
追記:
大学に入っての異文化ショックは、2月に続いて3月雛祭りにもありました。
和菓子屋さんで、『桜餅くーださい』と私が指差したお菓子を、店員さんは『それは道明寺』と言い、笑ったのでした。
関東では、ピンク色のクレープ風の皮で餡をはさんだのを桜餅と言うのですね。
これは江戸時代、向島の長命寺で門番をしていた人物がつくった桜餅で、向島名物として親しまれ、関東で桜餅といえばこれだそうです。
北海道人にとっては、道明寺粉を使ったつぶつぶの面持ちの、薄桃色のおはぎを桜の葉ではさんだものが桜餅。これは関西風桜餅なのだとか。
いろいろです。どっちも愛します。わたしは。
それにしても・・・馬鹿にしなくてもいいじゃないかぁ!とは思います。
大学を卒業後ずいぶん経っても、
時々思い出しては、ちっ、と思いますもん。